新NISA(少額投資非課税制度)になったことで、投資限度額が引き上げになり旨みが薄れてしまいましたが、限度額1,800万円を埋め切れる場合でしたら検討するのもありです。
NISA枠を埋め切れるとしても、掛金や、投資銘柄、加入資格者(会社員、自営業者、等)などの変更手続きが面倒なのと、制度が複雑過ぎて利用しづらいです。
iDeCoの制度にどんな改悪があったのか?今後どうするか?について知ることができます。
そもそも、iDeCoって?
iDeCo(個人型確定拠出年金)と呼ばれて、『自分で年金を作れるよ』という制度です。
さらに、税金面でも優遇されています。
[ メリット ]
・掛けた金額が全額所得控除の対象となり、所得税や住民税の負担軽減
・運用益が非課税
・年金または一時金で受け取る時、各控除が受けられる
[ デメリット ]
・原則、60歳になるまで資産を引き出すことができない
・手数料が発生するので、損をしない為に銘柄選びは大切
・収入が少ないと節税効果が少ない
・受け取る際に税金が掛かる(受け取る前に、税金勉強しないと損をする可能性も)

運用にあたって、使いずらいことばかり、
銘柄変更、掛金変更など何をするにも手続きが面倒。
とにかく複雑過ぎます・・・
加入区分も設定されており、それぞれに当てはまる区分により掛金も変わってきます。
引用:https://www.ideco-koushiki.jp/library/2022kaisei/
【↓資格ごと拠出限度額↓】
引用:https://www.ideco-koushiki.jp/start/#step1
iDeCo公式サイト
どんな改悪? 実施は2026年か2027年か?
【改正前】 通称: 5年ルール
iDeCo(60歳から)を受け取ってから退職金を受け取る場合、5年の間隔を開ければ退職金と、それぞれの勤続年数や加入期間分、満額の控除を受けることができました。
【改正後】
この間隔を10年に変更に、また掛金の上限の引き上げもあります。
控除を満額受けるには、60歳(最短、引き出し可能年齢)でiDeCoを受け取って、退職金を65歳から受け取れば、また控除を受けられます。
それが、70歳まで待たなければ控除を受けられなくなります。

別に、控除受けず60歳から貰えばいいんじゃ?

せっかく節税したのに無駄になるかも・・・

掛金引き上げ変更で、私は20,000円(会社員上限金額)に掛金を上げたばかりなのに・・・
【5年(改正後は10年)ルールと、20年ルール】
5年(改正後は10年)ルールと、20年ルールがあります。
通常は定年まで働くのが一般的なので、20年ルールは話に上がらない事がありますが、
例:40歳で退職した場合、20年開けて60歳でiDeCoを受け取れば、また控除が受けられます。

私は30代で、退職予定なので20年ルールが使えそう。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=yh359Qegp44&list=WL&index=1
やはり、制度がややこしすぎるのでNISAを優先して、iDeCoは検討する考えは変わらないですね。
運用状況 ※2025年2月時点

SBI証券で、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)に投資しています。
171円/月 の手数料が発生するので、掛金が増える銘柄に投資しましょう。
(国民年金基金連合会に105円+信託銀行に66円)
まとめ
iDeCoは税制優遇などあって、NISAと比較されますがルールが複雑で多くの人はNISA最優先でOKです。
余裕があればiDeCoを利用しましょう。
『貯蓄から投資へ』と皆んなが投資を始めようとしているのに、これは悪手です。
60歳まで引き出せないから逃げられないし、こんなに改正されたら信用できずに投資しなくなります・・・
今後、どのような改訂があるかわかりません。
常にアンテナを張っていきましょう!
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