近日、株価上昇や円安により海外投資をしていた方々は、資産が増えて【FIRE】のワードが流行しました。新NISA登場で投資への関心も増えたことも要因でしょう。
自分がサイドFIREを目指したのも、資産が大きく増えたからです。
ですが、なぜ【サイドFIRE】を目指すのか、他にどんなFIREがあるのか知ることができます。
【FIRE(ファイア)とは?】
【Financial Independence, Retire Early】の頭文字を取ったもので、経済的自立と早期リタイアを意味します。
FIREでの経済的自立とは、投資の利益で生活をすることを指します。
【4%ルール】
トリニティ大学が1998年に、トリニティ スタディ(Trinity study)という資産運用に関する論文を発表しました。
米国株式市場の成長率7%とインフレ率3%の差が4%であり、米国株式(S&P500)を中心に資産運用をすれば年間4%の利益をが得られました。
(近年では株式も好調であった為、年平均リターン10%との結果もあります)
下記の表は、取り崩し期間と年間取り崩し率(%)によって資産がどの確率で残るかを表しています。また、株式と債券の比率によっての確率も表しています。
(インフレを考慮しています)
引用:https://www.aaii.com/journal/199802/feature.pdf

↓作り直してみました↓
出典:https://www.aaii.com/journal/199802/feature.pdf
株式を50%以上保有していれば、高確率で資産が尽きない計算になりますね。
当然、取り崩し率(金額)を多くすれば資産が減るスピードは早まります。
表から株式投資は資産増加が多いと言うことになりますので、資産形成初期は積極的に行うと効率がいいとも読み取れますね。

守りの債券は中期〜組み入れると良いかも!
【↓各投資先ごとの資産増加推移表もあります↓】
【ファットFIRE】
資産収入のみで、優雅に生活するスタイルです。
再現性はとても難しく、個人の生活費によりますが多額の投資資金が必要になります。
よく言う、【お金持ち】のイメージですね。
【リーンFIRE】
資産収入のみで生活する点はファットFIREと同じですが、倹約(無駄を省く)して生活をするスタイルです。
物価や家賃の安い地方に住んだり、不要な物を持たないミニマリストも当てはまりますね。
ファットFIREと比べ、投資資金も少なく済むので再現性は高いです。
【サイドFIRE】
資産収入と労働収入で生活するスタイルです。
投資資金は少なくて済みますし、フリーランスや自営業などで軽い労働によってライフバランスがとれます。
投資は資産額の上下がありますので、労働収入を加えることで精神面でも安心して取り崩しやすく、再現性がとても高くFIREを目指す多くの人が選んでいます。
また、全く労働をしないと社会との繋がりが無くなったり、暇で働きたくなる人も多いので労働と自由時間の調整をしやすいですね。
【バリスタFIRE】
老後資金など確保している状態で、今の生活収入を得る為に労働(パート、アルバイトなど)を続ける生活スタイルです。
労働収入もあるのでFIREの中で最も達成しやすいですが、資産収入が少ないので労働時間は多く、自由時間を得るのは簡単ではないです。
【メリット】
自由な時間が増え好きな場所で生活したり、好きなことを仕事にしたり、趣味に没頭したりなどできます。
また、職場などで受けるストレスが無くなりますし、嫌な職場であれば別の仕事をすれば良いです。そして働かない選択も出来ます。
健康に気を使って身体に良い食事をしたり、運動をする時間に当てられるのも良いですね。
【デメリット】
働かず空白期間があったり、キャリアがストップしてしまうので、再就職は困難になる場合がありますし、社会的信用がなくなるので賃貸物件を借りにくいなど都合が悪くなります。
フリーランス・自営業の場合は、自分で人間ドック等を受けて健康チェックも怠れません。
資産収入を頼りにしてしまうと、投資先市場の相場が悪いと資産額が減るので取り崩す際に精神的に悪いです。また、公的年金が少なくなり、正社員より手厚い保障が受けられないなどあります。
【まとめ】

再現性が高く、人生の幸福度を考えると『サイドFIRE』または『バリスタFIRE』になります。
一切働かないとなると社会的資本が失われますし。資産収入だけですと株価が気になり、せっかくFIREした意味がありません。
FIREは一般的な考えではないですし、再現できる人も少ないと思います。
自分は、FIREができる状態で退職するきっかけもあったので、経験としてやってみようとチャレンジしました。
このブログ記事に残すことで、FIREを目指している・迷っている方の参考になればと幸いです。
【2025年に退職しました】
【投資をするには証券口座は必須!】
【投資を始める第一歩!】
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